クリンパー【18L缶密封締め機】について

クリンパーについて【18ℓ缶専用締め機】

クリンパーとは業務用の果物や野菜などの食品等を包装する18リットル缶のフタをワンタッチで密封する締め機です。 本州製罐製18L缶専用の締め機となります。大野精機はクリンパー機種を計13機種、部品点数約200点を製作・在庫し、完成品を製造しています。またクリンパー【締め機】の保守管理修理・エアー稼働機構調整及び部品交換等のメンテナンス対応をしております。

ハンドタイプとエアータイプ

クリンパー【締め機】にはハンドタイプとエアコンプレッサーを使うエアータイプがございます。省力化にはエアータイプをご利用ください。

取扱クリンパー機種

大野精機が製造・保守管理・修理を取り扱っている機種一覧です。
  • GC150S
  • SUS製GC150S
  • GC100S
  • GC50S
  • GA150W41
  • SUS製GA150WS41
  • GA50H21
  • GA50W31
  • GA37H21
  • GA37W31
  • CA50H21
  • HGC37
  • 10LW100-AIR
■クリンパー機種詳細はこちらから

 クリンパーの取扱いについて

長期間使用し、密封不良を防ぐためにいくつかお願いがございます。

使用前

・爪(エキスパンダーブロック)を開いた状態で正規の寸法を確認してください。

使用後には

・液汁や付着物を取り除き、食品用オイルを塗布することが、長期的には維持管理コストを抑えます。 ※推奨オイル・製造会社使用オイル メーカー:トラスコ 名称:aホワイトオイルスプレー

使用してない間に

・コンクリートの上や地面に直か置きしたり堅い物の上に置くと、クリンパー下部に露出している爪(エキスパンダーブロック)に傷やもらい錆が発生してしまいますので、十分注意してください。

クリンパー内部は

・使用後のメンテナンスによっては錆びが発生します。防錆には十分注意してください。

長期間使用しない場合は

・爪(エキスパンダーブロック)を取り外して分解してから十分清掃し、錆びが発生しないようにホワイトオイルを給油してから屋内で錆びにくい場所に保管してください。

 クリンパー取扱いガイド

キャップをしめた時の寸法の測り方

クリンパーキャップ測定方法図専用ノギスで左図の示すようにキャップのエキスパンドされた部分の内径を測定し規格内に入っていることをチェックしてください。

専用ノギスでの測定方法

クリンパーキャップ測定方法図左記のように、クリンプしたキャップのCA寸法を専用ノギスにより測定し、読み寸法+ノギス幅が所定の寸法であるか確認をお願いします。 所定の寸法以下ですと、密封不良となる可能性があるのでA寸法も合わせて確認をお願いします。

修理、調整等の交換時期について

エアー漏れの音が聴こえる、エアー圧力があがらないなどのエアー不具合、経年や使用による摩耗でA寸法、CA寸法が所定の標準寸法外の場合、錆び、腐食が見られる場合(部位によってステンレス部品も使用していますが、まったく錆びないということではありません。)、内部部品などが錆びた場合など、おかしいなとおもったらご連絡ください。修理、調整は迅速に対処いたします。

 エアークリンパーについて

エアークリンパーは圧縮空気の力を利用して18L缶をクリンプする機械です。 圧縮空気源とクリンパーをウレタンゴムホースでつなぎますが、その間で空気圧を調整するためのエアーユニットのことです。 3点セット(エアーユニット)は御用意しております。

エアー配管

エアークリンパー3点セット左図の様に、圧縮空気源とクリンパーを内径7.5mmのウレタンゴムホースで配管してください。圧縮空気源のエアー圧は 7.5kg/㎠が必要です。これをエアーレギュレーターにより5.0kg/㎠に調節して使用してください。

3点セット(エアーユニット)

エアークリンパー3点セット具体的にはエアーフィルター、レギュレーター、オイラーの三点を一体化したエアーユニットのことです。3点セットはできるだけクリンパーに近い位置につけて下さい。

エアークリンパー作業での注意点

エアーのブローとキャップを締め上げるまでにはタイムラグがある為、エアークリンパーはブロック(爪)が完全に開き終わるまでレバースイッチを放さないようにしてください。その時間は1秒から2秒です。

エアークリンパー用バランサーについて

GA150W41とクリンパー用バランサーバランサーに本体をかけると少ない力で上下左右に動かせます。画像のワイヤーの部分が自在に伸び縮みします。さらに任意の高さで本体の位置が止まったままになり、その場所から再度作業を始めることができます。